沖縄の言葉を「方言」と表現する日本人の歴史観。あれは琉球語だ。

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先日、日本テレビの「踊る!さんま御殿!!」は沖縄出身芸能人をテーマに放送されました。この番組に限らずこれまで延々とメディアは沖縄の言葉を「方言」と表現してきました。ほとんどの国民は疑いもせず、それを方言と受け止めてきました。
しかし、よく考えてみてください。「いらっしゃいませ」が「メンソーレー」であることを。これは語感からして全く違うものであり、方言とするにはあまりにも無理があります。
歴史を辿れば沖縄県は、およそ150年前まで450年もの間存在した琉球國(琉球王国)でした。明治時代に日本に侵略されるまでは100%日本ではなかったのです。むしろ中華文化の影響の強さを感じるほどです。

尚真王 琉球王国の礎を築き 黄金時代に導いた王

情報源: 尚真王 琉球王国の礎を築き 黄金時代に導いた王 | JCCweb美術館
そんな沖縄の言葉を方言と表現し続けてきた定かではありませんが、日本人の単一民族精神からくるものかもしれません。しかし他国を見れば一つの国家に複数言語があることは珍しくなく、日本でももはやほとんど使う人がいなくなったと言われるアイヌ語なども存在しています。
東アジア諸国の国々から「日本は歴史を直視するべき」と言われ日本は「反日教育だ」「反日プロパカンダだ」と、見下すような反発をしますが、日本人も同じように何かしらのプロパカンダに支配されているのかもしれない、ということを常に頭に入れておくことが大切なのかもしれません。
(記事:Yan!Yam!)

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