怪我人や死者まで出る危険な祭りに反対デモはなぜ起きない?

日本には岸和田だんじり祭など怪我人やときには死者が出る危険な祭りが存在します。1月も野沢温泉の道祖神祭りという火の付いた松明(たいまつ)で叩き合う祭りが行われました。

この祭りはニュースでも取り上げられ、その危険度は思わずチャンネルを変えたくなるような壮絶なものです。番組では怪我人は毎年出るとの説明がありましたが、今年は怪我人がいなかったことを祈るばかりです。

さて、社会では様々な問題で「人命第一」というフレーズが使われます。最近では原発問題や安保問題が記憶に新しいです。ではなぜ日本に数多くある危険なお祭りには反対運動が起こらないのでしょうか?

道祖神祭りではその年の25歳の青年が社殿に火を付けさせまいと体を張って防ぐ役目だそうですが、親は子に対し祭りに参加するなと止めないのでしょうか?毎年怪我人が出る祭りなのに。少なくとも多くの25歳の青年が祭りに参加しています。

そこに問題が起こらないのは、それが神に関わる「お祭りだから」でしょうか?戦争も「聖戦」と歌うほど神に関わるものであったりします。これは少々極端な比較ではありますが、「伝統だから」「祭りだから」という理由だけで反対の声を封殺させてしまってはいないでしょうか?

このような危険な祭りで過去に死者が出たことは事実です。いつかまた同じような悲しい出来事が起きないことを願うばかりです。ちなみに道祖神祭りにおいては初子の祝い、厄年の祓い、良縁祈願などの意味合いがあるそうですが…

(記事:YANENASHI NEWS)

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