加納有輝彦氏が語る、東京五輪エンブレムの白紙撤回問題

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代表的国民感情と認定された『バカ野郎!』

新国立競技場の計画の白紙撤回に続き、東京五輪エンブレムの白紙撤回。前代未聞の異常事態が続いている。
今回のエンブレムデザイン撤回に関し、「経済同友会」の小林代表幹事は、記者会見で「社会全体がたるんでいるんじゃないか」と厳しい言葉で苦言を呈した。なんだか、このコメントでは、私もたるんでいるのかなあ?と思ってしまうのだが、本当は、「担当する政治家、官僚等がたるんでいるんじゃないか」なんだと思う。
TV各局のニュース番組では、五輪エンブレムの撤回に関して街の人の声を紹介していたが(全部見たわけでもなんでもないのですが)たまたま見たNHKニュースでこんな声が紹介されていた。
中年?の男性:「(関係者は)バカ野郎ですね・・・・」
TVの街頭インタビューで「バカ野郎」という言葉を聞いたのは、寡聞にして記憶がない。しかも民法のバラエティーでもなんでもないNHKのニュース番組でである。(「馬鹿チョン」は放送禁止用語で、「バカ野郎」は放送禁止用語ではないらしいのだが)
私ごとき立場でも自分のブログで「バカ野郎」という言葉を使うことははばかられ、「バッキャーロー!下村!」と婉曲表現?としたことがある。この「バッキャーロー」でも、ツイッター上で一部激しい批判を浴びた。
NHKのニュース番組での「バカ野郎」は、これはもはや国民感情を代弁する言葉であると判断したのだろう。そうだ、例えば(五輪の)所掌の総元締めの下村文科相は「バカ野郎」だと、これが代表的国民感情であると認定されたのだ(ノ∀`)バッキャーロー!と遠慮した自分は、遠慮する必要はなくなったのだ(ノ∀`)
もはや、「下村の祟り」と言おう!

五輪エンブレムと民主党のロゴ

『五輪のロゴを一切見なくても素晴らしいと判断できるのが上級国民の証。審査の前から結果が分かるのも上級国民。もちろん選考を行う前から大半の人にはデンパクがやってると分かっているのだから、国民の大半の人々は今後は全員上級国民となる資格を得た。なぜなら選考過程を理解できるようになったから。』(Yuya Watase氏のFB記事から一部引用)
ところで五輪のロゴの選考過程を見ると、本当に狭い業界の内輪での出来事だったんだなあと門外漢の私でも理解できた。内輪の密室の中での出来事だったんだ。デザイン界の賞は、ある時は、受賞者となり、ある時は、審査員になり、たすき掛けの持ちつ持たれつつの関係のようだ。

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情報源: 五輪組織委員会「上級国民には理解される。しかし一般国民がこの説明を納得することは難しい」
関係する役所は、ほとんどスルーパスらしい。デンパクの独壇場?デンパクとは、電通と博報堂。この狭い身内で選考が行われているのだから、審査前から結果が分かっているという。それが分かるのも上級国民の証。悲しいかな、上級国民は少数派のようだ。非上級国民の無知が、今回のエンブレムの撤回を導き出した?
しかし、今まで非上級国民だった私たちも、今回の件をきっかけとして選考過程を理解できるようになったという点で、上級国民たる資格を得たらしい。
それにしても、今回の審査委員のお一人に、民主党のロゴをデザインした浅葉克己氏がいらっしゃる事を知って、全くの素人の私にもちょっと納得したことがある。浅葉氏のデザイン界における輝かしい業績の数々を全く知らない私があれこれいう事は如何と思うが、私は、民主党のロゴが、理屈抜きで「嫌い」だった。
今回の、五輪ロゴについても、やや同質な嫌悪感があったので、浅葉氏の名前を見て、自分の中では繋がったものがある。理屈抜きの嫌悪感は、自分の中では、結構「普遍的なにものか」を暗示している事が多いもので。


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この記事は幸福実現党岐阜県本部副代表・政調会長加納有輝彦さんのブログ「一憂国者の紙つぶて」よりご寄稿頂いたものです。

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