ガン告知のあと求めたものはごく普通の日常「またあの渋滞に巻き込まれたい-」

自分は2012年に突然ガン告知を受けました。そりゃもう交通事故のようなもので、ガーンって感じですよ。すべてそこで終わるっと言うか?
当時の事も今忘れる事はありませんね。どちらかと言うと健康な方で入院や手術もした事もなく42歳までは健康でした。検診とかも痛いのや気持ち悪いのが嫌いで避けてました。まあ病気とは無縁って自分で思ってました。
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三重大に入院して手術して通院して、今ようやく普通の生活が送れるようになりましたが、入院して生検っと言ってそのガンがどんな悪性度が高いガンを調べてる間の1週間はほんと生き地獄でしたね。
家族や子供や友人のお見舞いさえもきつかったです。昔からの友人には今は見れないし会えないって言われました。元気な姿で帰ってきたら会うから頑張れって言われましたね。
毎日恐怖と孤独でただ怖い、俺は死ぬ、俺という存在が消えてしまうっと言う重圧に病室で潰されそうになりながら他のガン患者さんたちと1日話してました。内容はもう1回、ご飯食べにいきたいなあとか、車運転したいなあとか、もう1回旅行に行きたいなあっと言うようなほんと普通の事です。
その後に思うのは後悔ですね。あれをしておけばよかった、その後悔しかなかったです。
病室から見る景色はほんと今でも鮮明に覚えてます。23号線の三重大前は渋滞の名所です。そこを毎日毎日見ながら、あの渋滞にもう1回巻き込まれたいって言うのが夢でしたからね。
津市内を毎日毎日見て、痛みと恐怖と後悔と闘ってました。
まあこうやってブログに書けるまで精神的にも肉体的にも回復したので、ほんと奇跡ですね。自分も半年前からのある部分の違和感で病院に行きました。そこで発見されました。後半年遅ければ今もまだ抗がん剤治療をしたり、命を落としたかもしれないです。
それで今まであまり定期的に受けなかった定期検診やがん検診を受けるようになりました。
自分は自営業なので会社が健康診断をしてくれないので自分で受けにいくしか方法がありません。この検診で大体、血液と尿や心電図などでおかしな部分は数値で異常が出てきます。これは絶対受けないとダメだなあって今は思います。
後は健康診断とは別で市のがん検診があります。胃がん、大腸がんや肺がんなどがこれで見つけれます。健康診断を受けてるから安心ではないんですよね。
がん検診と健康診断は違うので、バリウムを飲むのが嫌だったり、胃カメラをのむのが怖かったり、大腸なんて??痛い~無理。。。
そうゆう検診や検査の好きな人って少ないっと思います。今年我慢して受けたからそれでいいってものでもないです。ガンや悪性の病気は半年前なくても数ヶ月後に発症したりしますからね。
毎年1回きちっと受ける事が自分は1番大事なんだなあってのも学びました。健康あっての仕事なんですよ。健康あっての遊びなんですよ。健康でお金を使う楽しさなんですよ。
さらにお金を出すと保険適応外で人間ドックが受けれます。
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さらに細かい部分見れる検診です。検診料もほんと高額です。この11万や13万金額だけ見ると高いっと誰もが思うと思います。
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3年や5年に1回ぐらいはこのレベルの検診を40歳過ぎたら受けた方がいいと思います。自分で自営で仕事をしている方や会社経営される方は自分の体も設備投資や修繕費と考えてもいいと思いますね。もちろん会社勤めの方も同じです。
自分は交通事故のように一瞬で今の生活や仕事や家族を奪っていく病気の怖さを身をもって知りました。
毎年10万の人間ドックを受けて高いなあって思うかもしれないですが、もし病気にかかればその何十何百の治療費がかかり、収入がゼロになるこのこの怖さ、さらに家族や友達や知り合いを悲しませる事になったり、やっぱり本人、自分の後悔が一番大きいっと思います。
自分もこういう経験をしなかったら、健康診断やガン検診なんて絶対自分はならないし関係ないって思っていたでしょうね。家族、友人、知り合いの人が災厄の事にならないように、毎年の検診は受けてほしいなあって心から思います。
10代、20代の若い人たちも自分ではなく、自分の親の為にも検診を受けてないお父さんやお母さんに受けるように言ってあげてほしいです。車だって商業車は毎年車検、普通車は2年おきに車検ってがあって毎日が安全に走れるんですからね。


yoshikawa
この記事はヨシカワネットワーク (シークレットスタジオ)代表の吉川克典さんのブログの記事よりご寄稿頂いたものです。

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