起業で失敗する人→人を雇って成立するビジネスモデルを考えちゃう人

自分がそうだったのでよく分かるのですが、ビジネス始めると人を雇いたくなっちゃうんですよね。「事業を拡大してビッグになりたい」とか「部下を持って偉い人っぽくなりたい」とか、結構そんな理由で人を雇いたくなっちゃうのです。これがホントに世のしゃちょーさんっていうのは意外とそんなもんなんです。

昔の僕を含めこういう考えになる人は頭の悪い経営者です。少なくとも21世紀においては。

頭の良い経営者は全然、人を雇いません。「部下を持って偉い人っぽくなりたい」とかいうバカな思考を持っていないんです。いかに利益を上げるかを合理的に考えます。

ビジネスを合理的に考えると、人なんて絶対に雇うべきじゃないんです。上場できるくらい事業を拡大できる能力と野心がある人は別ですよ。一般ピープルは人を雇ったら絶対に失敗します。

なんでかというと、人を雇うビジネスモデルを頭のなかで組み立てている時点で才能がないからです。人を雇うコストとか人間関係とかの前に、人を雇うビジネスモデルをやろうとしている時点で9割方ダメなんです。

今はインターネットのおかげで、昔と違って様々な作業をシンプルにスピーディーにする事ができます。だから「事務員さんを雇おう」なんて考えている人はもっと高い確率で無理です。

そんなことに数年前に気が付いた僕は、今は絶対に人を雇いません。でも一人でも何十個というビジネスに関わっています。人なんて雇わなくても頭を使えば事業拡大は全く問題なくできます。

例えば成果報酬サイト制作やっていますが、クライアントさんと一緒にビジネスをすれば、人を雇わなくても複数人のチームができます。ATAATA HOUSEのレンタルスペース事業では利用してくれるお客さんが、ATAATA HOUSEの中でどんどん事業を広げてくれます。業績好調なATAATA HOUSEの中では現在、何十個という事業が動いていますよ。

こんな感じで雇用をしてチームを増やさなくてもいいんですよね。上記の例だと雇用した人より、モチベーションも志も高いです。責任も皆さん取ってくれます。「給料上げて」とか文句も言いません。

人を雇うっていう作業は、世話して、世話して、世話して、心配して、世話して、たまに嫌なこと言われて、それでも世話して、世話して、最後に感謝もせずに暴言を吐いて立ち去る人と関わるということなんですよね。最悪の場合横領まがいなことされます。これが雇用の現実です。もちろんいい人もいます。でもそれを期待しては雇用するビジネスモデルにしていてはいけません。

いろいろと経験してきたので、僕はもう人を雇いません。必要性もないですし、一人のほうが売上上がるんですよ、これが。



記事:松井明紀 WEBから映像、グラフィックデザインから経営コンサルまで様々な分野で活動するマルチクリエーター。

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