神に祈るって何の意味があるの?宗教がもたらした功績と祈りの意味

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現在もテロや戦争の悲しいニュースが毎日のようにニュースで流されていますが、それでも過去と比べたとき、貧困は減り、労働時間も減り、生命の危険性も減り、人類の不幸の数は明らかに減っています。
人類の不幸の数が減ることで、神を信じる人の数が減ってきているとも言われます。いくつかの宗教では信者が激減し、地域によっては壊滅的になっているとも言われています。
しかし文化的、道徳的に考えれば宗教がもたらした功績は人類にとって非常に大きなものです。
例えばご飯の前には世界中の人々が「いただきます」という言葉や動作を行います。これは食事を与えてくれた神への感謝などを表現する多くの宗教の慣例から来たものと言われています。日本では「安心」「我慢」「挨拶」など様々な言葉が仏教用語から生まれています。
そのほかに「愛(仏教では慈悲)」という概念も様々な宗教で語られ、現代ではその意識は信仰を関係なく人間に根付いています。
このように宗教は現在も文化や道徳の中に生き続けています。様々な宗教の教えを学び、実践することはとても良いことでしょう。しかしそれを祈る人と祈らない人、二つが存在します。それはなぜなのでしょう?宗教がただの学問であるなら、それに祈りを捧げることにまったく意味を見いだせないでしょう。
ある宗教では神からの救いを求める作業、ある宗教では教祖がそう指示をしたから、ある宗教では神々と人の交流という意味などを持つそうです。
しかし広義として、祈りは「願う」という人間の本能的に備わった感覚であり、祈ることで心の整理が行われると言えます。宗教が人類の不幸(精神の不安定)の中で広まり、幸福(精神の安定)の中で衰退するのであれば、やはり不安定な精神を安定させる為には「祈り」という作業がもっとも効率的なのかもしれません。






(記事:Yan!Yam!)

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