メディカルアロマ~アロマテラピーの可能性

こんばんは。Herbal Teaの田端です。

アロマテラピーという民間療法。主にストレス解消やリラクゼーション手段の1つとして使われることが多かった中、近年では病気の予防や治療など西洋医学の代替療法として医療の現場でも活躍するようになってきました。

例えば

数年前に参加したアロマの講演会で、認知症に対するアロマの効果・活用法について医学博士の方のお話を聴きました。そこではレモングラスでの芳香浴を(アロマランプやデュフューザーなどで香らせること)1日2時間ほど実践したところ、物忘れの改善が約1ヵ月後くらいで顕著に現れたとのこと。

また、インスリン(血糖値を下げる働きをするホルモン)の不足で血糖値が上がり過ぎ不調をもたらす疾患のⅡ型糖尿病は、薬の処方の前にまず食事や運動などの療法で改善を計りますが、その際のサポートとしてアロマ(精油)が活用されることもあるそうです。

このような疾患・症状はそうなるまでの経緯や原因等々がお一人お一人によって本当に違いますよね。人の心身は杓子定規では測れません。

アロマテラピーは精油の成分自体が多様で、薬の処方とは違い「この症状にはこれ!」という明確な定めがなく、使用目的は様々です。そして現状、その効果がどのようにして発揮されるのか?まだまだ分からないことも多いです。

それでも、専門家・セラピストなどたくさんの方々による研究・実践により少しずつアロマテラピーの可能性は確実に広がっていることを知るととても希望が持てますし、その努力や探究心のおかげで「アロマセラピスト」というお仕事をさせて頂けていると思うと有り難味が増します

※補足です。アロマ精油成分が身体へ作用する経路には以下のような幾つかの経路があります↓↓

☆鼻から大脳→芳香浴や沐浴、トリートメントを受けたとき等に精油の香り成分を吸入することで、その分子が鼻腔上部の粘膜に付き、欲求や感情に深く関わる大脳辺縁系に直に伝わります。そして視床下部に伝わり、自律神経や内分泌系・免疫系に働きかけ心身へ影響していきます。

☆肺から血液→吸入した精油成分が肺へ入り、その分子が肺胞の粘膜から血液へ入り体内組織に影響を与えます。

☆皮膚から血液とリンパ→アロマを使用した沐浴やアロマトリートメントにより、香り成分が皮膚表面から吸収され、深部に在る真皮まで浸透します。さらに毛細血管やリンパ管に入り全身を巡り作用します。

以上です。今回もお読み頂きありがとうございました。



この記事は三重県四日市市のアロマトリートメントサロンHerbal Teaのオーナー田端美沙さんのブログよりご寄稿頂いたものです。

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA