終戦記念日って無条件降伏記念日(敗戦記念日)なわけで

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8月15日は終戦記念日です。が、終戦というと少しボヤかされたように感じるものです。日本人として最後の抵抗のような言葉です。8月15日は実際は無条件降伏記念日であり、敗戦記念日なのです。記念日とという言葉は語弊がありますが…。
ところで海外にいくとどこの国に行っても「ビクトリー」と名の付く場所を見かけないでしょうか?タイのビクトリーモニュメント(戦勝記念塔)やマレーシアの戦勝記念碑、ドイツの戦勝記念塔、中国では対日戦勝記念日という戦勝記念イベントも開かれています。フランスの凱旋門も広い意味で戦勝記念物です。
もちろんこれは第二次世界大戦の勝利だけではなく、長い歴史のなにかの勝利を記念されているものもあります。なぜどの国も「戦勝」というものを讃えたがるのか。日本にはその風潮はほとんど見かけられません。きわめて特異な国と言えます。しかし、それは素晴らしいことなのかもしれません。
血の戦いの勝利を国のアイデンティティとせず、血の戦いの反省に耐え忍ぶことが日本人のアイデンティティの根底にあり、その心が作った日本のあらゆる現代文化が今、世界から高い評価を受けているのではないでしょうか。
(記事:Yan!Yam!)

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