公開討論会からの逃走したのは自民党?民進党?それとも両党?

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先般、日本青年会議所の岐阜ブロック協議会から「公開討論会」を開催するので、参加の可否を教えて欲しいと連絡がございました。
今回の参院選は、岐阜県選挙区は自民党(現職)、民進党(現職)、幸福実現党(私)の3人の立候補予定です。6年前は、岐阜県は2人当選できる2人区でしたが、3年前から1人区になり、今回現職が1人落選することになります。
共産党の候補予定者は、民進党に選挙協力することで立候補を断念しました。
3人の候補者のうち、1人でも欠席になったら公開討論会は開催しないという条件でした。私は参加の意向を伝えました。しかし、残念ながら2人の現職のうち、1人か、あるいは2人ともが参加しないという事で、討論会は開催されないことになりました。誰が不参加かは非公開です。
今までは、自民党、旧民主党、共産党、幸福実現党の4人、6年前は民主党が2人候補者を擁立しましたので5人が立候補しました。、3人の選挙は初めてです。
選択肢が減ってしまい、有権者としては、特に民進党の政策に注目しているはずです。共産党とどう政策協定をしたのか。実際に候補者の口から語られる言葉が注目されたはずです。
日本青年会議所は、地域の経営者の集まりです。地域経済の要となる人材の集まりであり、彼らの前に、政策を語り、選択の際の物差しを、材料を提供することは極めて大事なことであります。
このような観点から、現職国会議員が(1人か2人とも?)青年会議所主催の公開討論会を欠席し、開催を中止に追い込むということは、有権者の知る権利を奪う、有権者の利益を無視した行為と憤慨せざるを得ません。しかも、県下の若き経営者たちの企画したイベントです。
民主主義を担保する選挙の前哨戦となる大事なイベントです。
表向きはスケジュールが合わないという事なのでしょうが、開催予定日は、国会は閉会し、選挙のため地元に戻っていることは間違いありません。
以下、私の推測ですが、政策の整合性がとれない立場で公開討論会に参加し、ボロを出すことは選挙戦に有利でないとの判断で、「逃げた」と解釈されてもおかしくないと思います。有権者への利益に寄与することより、己の利害を優先させた「公人」にあるまじき行為です。
もちろん、ご本人は、どうしてもスケジュールが合わない、本来は出席したかったのだと言うことは分かっています。しかし、それでも状況的に、「逃げた」と思われてもしかたがないということです。
全員、新人候補だったら、必ず全員参加し公開討論会は開催されたと思います。事実、3年前はそうでした。6年前もそうでした。現職となると、どうしても守りに入る、そして逃げるのですね。
 
まったく、情けない話です。


kanou
この記事は幸福実現党岐阜県本部副代表・政調会長加納有輝彦さんのブログ「一憂国者の紙つぶて」よりご寄稿頂いたものです。

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