売り手が買い手の財布の心配をしない

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私が営業職、マネージメント職の仕事をし始めた頃、よく上司から言われた言葉です。これは、女性に多いように感じます。

  1. お金がないって言うから強く勧められなくて…
  2. こんなに出してもらったので、もうこれ以上言えないな~と思って…
どんな方にでも同じように説明するのがプロの責任

1については、お客様は警戒のために買うつもりないよ~というアピールを、とりあえずはするものです。できれば勧められたくない。説明を聞いてあまり良くなかったら断りやすいように買う気がないようなそぶりを始めに見せておこう。
これ、ご自分もありませんか?
話を聞くまでは、買いたい(お願いしたい)モードはオフにしておく方が多いのです。その演技を真に受けて、お勧めしないってプロのすることでしょうか?
おわかりになりますね?
どんな方がいらしても、同じように説明するそれがプロの責任です。お金がないと言われたから、買わないと思ったから、簡単な説明だけにした。ここはカットした。勧めなかった。
これはお客様に失礼にあたりますのでお気をつけくださいね。

商品の価値を決めるのはお客様

2について。人のお財布の心配はしない。価値を決めるのはお客様です。いいと思って出してくださっているのに、勝手にこちらでもう十分と思わないでくださいね。
私は英会話スクールで働いていた頃、ご主人と離婚されてパートで1人暮らしをされている主婦の方が趣味で英会話に興味があると来校されました。
お話をお聞きすると、本当に経済的に苦しい様子。でも私は、他の方と同じようにご説明させていただきました。そして、よく使っていたトーク。
3000円ってお財布の中にあったのに、気が付いたらなくなっていたりしませんか?
「何に使ったかわからないけれどなくなってたりするんです。何に使ったかわからないことに使ってしまうくらいなら、初めからよけておけば使わないで済むんです。無駄なことに使うよりもご自分に自己投資しませんか?」
その方にも同じようにしました。英会話を趣味で始められて視野が広がって、イキイキとされている方のお話もして夢も膨らませました。盛り上げて盛り上げてクロージング。なんと入会を決めてくださいました!!
そしてその方は本当に楽しそうに通われ、
「毎日家と職場の往復だけの生活だったのに英会話を習ってからは、ここに来るのが楽しいだけじゃなく家でも壁に英語を書いた紙を貼ったりして楽しいんです。あの時背中を押してくれてありがとうございました。」
と言われました。人のお財布の心配をしなくて良かったと思った瞬間でした。


risa
この記事は北海道旭川市を中心に”好きなことを仕事にして輝きたい女性を応援する”女性起業家サポーターりささんのブログの記事よりご寄稿頂いたものです。

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