ちょっと奥さん、食費を節約だなんて、ほぼ無意味ですよ

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先日「月収50万ってお金持ち?月収20万と生活は大して変わらない」という記事を掲載いたしましたが、その中で”生活のコストは大きく分けて「家賃」「光熱費」「食費」「年金」「保険」”と書きました。
そしてその中ですぐに節約できるものは「食費」です。すぐに削れそうなものであるがゆえに、未だにスーパーのチラシをチェックし激安商品を求めている人が多いようです。しかしこれは本当にコストを節約できているかといえば、必ずしもそうでない上に、費用対効果は非常に低い行動です。
まずスーパーで買える商品は、食品や日用品が主です。激安商品がどのくらい安いかといえば、例えばお肉¥298が¥248といったところでしょうか。¥50の節約です。気分的には結構うれしいです。その日は10品目購入し、すべて数十円安く買えたとしても最大で合計で¥500の節約。コンビニのアルバイトで30分も働かないと稼げない金額です。
しかし、もしそのスーパーに通常より30分余分に移動時間を要したなら、トントン。生活費を節約したとは言えません。でも頑張って頑張って節約すれば一ヶ月の食費が5万円が3万円くらいにはなるでしょうか。交通コストや時間コストを勘案すると1万円くらいの節約になってしまうかもしれませんが。
さて、その1万円で何が変わりますか?生活はまったく何も変わらないでしょう。それくらいなら、多少高くても美味しいものを気持ちよくいっぱい食べたほうが健康的に生きられるかもしれません。食は幸せを左右する重要な要素です。
つまり食費を節約する行為は、生活レベル向上にはほとんど無意味だということです。むしろ心を狭くし、不幸せに向かってしまうかもしれません。
ただ一点無視できない部分は「コス意識」の問題です。この数十円を節約できる意識を持っている人は、数十万数百万レベルの節約もできることが多いからです。例えば成長企業が無駄な電気を消すことを徹底させるのは、実質的なコストカットよりも社員にコスト意識を植え付けることを目的にしているからです。
そんなわけで上手なコストカットできるようになりましょう。

(記事:Yan!Yam!)

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